琴のイチョウ  推定樹齢1500年 長崎県天然記念物指定

今日は、対馬市上対馬町琴にある大イチョウの紹介です。

場所は、

琴の場所

所在地:長崎県対馬市上対馬町琴675

対馬空港から車で2時間
比田勝港から車で30分

琴は、対馬北部の東海岸に位置する集落です。1471年(文明3年)に朝鮮で著された『海東諸国記』という書物に「四十余戸」と記録が残っている集落です。

琴のイチョウ

秋の紅葉したイチョウは、こちらで確認下さい。
(秋以降に、写真を撮ったら追加でアップしていきます。御免なさい。)

対馬散歩道

長松寺という寺の前に生育しています。
この木は雄株で推定樹齢は1500年。

1500年前というと、卑弥呼の混乱の時代が終わり、奈良の纏向に統一王朝が登場し、古墳文化が全盛で、雄略天皇から継体天皇へ変ろうとしていた時代に、この地に生まれてきたイチョウという事になります。ほぼ、日本の歴史を眺めてきたといっても言い過ぎではないと思います。

その為に「日本最古のイチョウ」、「大陸から日本に伝わった初のイチョウ」との伝承があります。

1798年(寛政10年)には落雷に遭い、幹が裂けて焼け焦げ、中に空洞ができた
1809年(文化6年)に書かれた『対馬記事』には「沖より見れば茂りて山のごとし」と記述
明治時代初期には、近くの民家の火災で延焼する難に、その後蘇生して、標高40mまで成長
1950年(昭和25年)9月の台風29号(キジア台風)によって主幹が折れた
1961年(昭和36年)11月24日に長崎県の天然記念物に指定
1990年(平成2年)に開催された「国際花と緑の博覧会」に合わせて企画された「新日本名木100選」では、長崎県から「奈良尾のアコウ」(長崎県南松浦郡新上五島町、国の天然記念物)とともに選定

幹周13.3m 樹高31m (2000年)

日本のイチョウ巨木の第10位に位置付けられています。

第1位:北金ヶ沢のイチョウ(青森県西津軽郡)幹周22m 樹高40m (2000年)
第2位:福城寺の大イチョウ (熊本県下益城郡)幹周15.2m 樹高25m (2006年)
第3位:長泉寺の大イチョウ(岩手県久慈市門前)幹周14.7m 樹高25m (2000年)
第3位:宮田のイチョウ(青森県青森市宮田)幹周14.7m 樹高18m (2000年)
第5位:法量のイチョウ(青森県十和田市)幹周14.5m 樹高32m (2000年)
第6位:根岸の大イチョウ(青森県上北郡おいらせ町)幹周14.1m 樹高33m (1988年)
第7位:浄蔵寺の大イチョウ(群馬県太田市堀口町)幹周14m 樹高28m (2000年)
第8位:菩提寺の大イチョウ(岡山県勝田郡奈義町)幹周13.5m 樹高42m (2000年)
第9位:乳保神社のイチョウ(徳島県板野郡上板町)幹周17.2m(主幹13.4m) 樹高22m (1988年)
第10位:対馬琴のイチョウ(長崎県対馬市上対馬町琴)幹周13.3m 樹高31m (2000年)

【イチョウの木 特徴】 Wikipediaより

中国原産の落葉高木。

葉は扇形で葉脈が付け根から先端まで伸びている。
厳密には広葉樹にも針葉樹にも属さない。原始的な平行脈を持ち、二又分枝する。

雌雄異株であるため、雄株と雌株があり、実は雌株にのみになる。
雌雄の判別は生殖器官の観察によって判別する。

実が結実するには雄株の花粉による受粉が必要。
花粉は1km程度離れた雄株からでも飛散してくるという。
裸子植物であるイチョウの受粉様式は、被子植物のそれは大きく異なる。
まず、雌花の胚珠に取り込まれた花粉は胚珠の上部にある花粉室と呼ばれる部分で4か月程度そのままの状態を保つが、胚珠は直径約2cm程度に成長する。成長した胚珠内の花粉では数個の精子が作られ、9 – 10月頃放出された精子が花粉室の液体の中を泳ぎ、造卵器に入り受精が完了し種子の成熟が始まる。

1896年に、種子植物であるイチョウにも精子があることを、日本人の平瀬作五郎(東京大学)が、世界で初めて発見した。

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