対馬ヤマネコ(絶滅危惧ⅠA類 国指定天然記念物)

対馬の動物種は、

①大陸系種
②対馬固有種
③対馬固有亜種
④日本本土系種

が混在する独特の生物相を形成しています。

今日紹介します”対馬ヤマネコ”は、①大陸系種に属し、南アジアから東南アジアに分布するベンガルヤマネコの亜種であるアムールヤマネコの変種に位置付けられています。

日本に生息する”ネコ類”は、”イエネコ”を除けば、沖縄県西表島に生息する”イリオモテヤマネコ”とここで紹介する”対馬ヤマネコ”のみです。

1971年に国の天然記念物に指定され、1998年”哺乳類レッドリスト(環境省)発表以来、ずっと、絶滅の恐れが最も高い絶滅危惧種ⅠAとされています。

【対馬ヤマネコの特徴】

体長:55cm前後
体重:4kg前後
寿命:およそ10年
耳の裏に白色の斑点があります

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「環境省対馬野生生物保護センター提供」(2代目公開ヤマネコ”ツツジ”)

対馬での生息数は、2000年代前半の調査で、80頭~110頭程度と推定されています。
レッドリスト発表以来一貫して、絶滅危惧種ⅠAに属しており、”イリオモテヤマネコ”同様に、”特別天然記念物”への昇格が望まれています。

◎保護活動

対馬における保護活動の中心として、環境省の機関である”対馬野生生物保護センター”があります。

主な活動として、

1調査・研究 - 対馬ヤマネコの生態、生息環境の改善状況、生息域の確認
2普及・啓発 - 学校での”ヤマネコ教室”開催、各種イベントでの”対馬ヤマネコ”ブース展示
3地域との共同- ヤマネコの餌場の保護活動、交通事故死の防止対策
4傷病個体の救護・リハビリ

に取り組まれています。

また、建物内では、”対馬ヤマネコ”に関する展示も行われています。
一度、足を運ばれてみては、如何でしょう。

所在地・開館時間など

郵便番号 817-1603
長崎県対馬市上県町棹崎公園 対馬野生生物保護センター
電話   0920-84-5577
開館時間 10:00-16:30(入館は16:00まで)
展示内容 ツシマヤマネコの生態、科学、生息環境、ビデオ映像等
入館料  無料
休館日  通常は月曜が休館日
月曜が祝祭日の場合は開館し、その翌日が休館日となります。

※注意事項 館内での飲食・喫煙・ペットなどの持ち込みはできません。

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それ以外にも多くの民間団体等が保護活動に取り組まれています。
”対馬ヤマネコの保護活動”で検索した結果をリンクしておきます。

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